ゆめちゃんダイアリー1話ーなんかイイコトないかなーの日々

この物語はフィクションです。
転勤族と起業というテーマのストーリー仕立てのお話しです。

めさん 35歳

2児の母(5歳男かいと君、2歳男らいと君)
横浜市内の賃貸マンション在住の専業主婦
転勤族の妻で3年ぐらいで引っ越しがある
趣味はドラマ鑑賞とアロマ

プロフィール:
引っ越してきて1年。
転勤族なのでずっと専業主婦で子育てを中心の生活。
横浜での生活は慣れたものの、
人見知りな性格もあってなかなか友達ができずちょっと寂しい今日この頃。
何気なく「仕事でもしようかな」というと
「別に働かなくてもいいんじゃない?」という夫。
でも、そろそろ何かやりたいなぁ。

 

はじまりはじまり~

ゆめちゃんダイアリー

ゆめちゃんは飽きていた。
子どもは可愛い
とーーーても可愛い。
男の子たち二人はよく私を取り合って喧嘩したりする。

男二人にモテて、
自分をめぐって喧嘩が起こる。
こんなにモテたことは学生時代にもなかった気がする。
が、しょせん自分の息子たちである。

「あーあ、なんかイイコトないかな~」
最近の口癖はこればかりだ。
横浜と言うと、みなとみらいや中華街を想像する人も多い。
うちはそこからは20分以上離れているのでたまにお出かけするぐらいだ。

それも子連れとなれば、荷物も多いし、
ゆっくりウィンドーショッピングともいかない。
食事にしても素敵な所に子連れで入る勇気はなく
結局フードコートでご飯を食べてバタバタと帰ってくることになる。
面倒くさくなって、ほとんど電車で出かけることもない。

日々、出かけるのはスーパーとお兄ちゃんの幼稚園、
あとは支援センターや公園など子どもを遊ばせるところばかりだ。

自分の行きたい場所というよりは
子どものために行く場ばかりである。
「なんか世界が狭くなったみたいなんだよな~」とゆめちゃんはため息をついた。

子育て以外の「なにか」

ママ友がいないわけではない。
でも、転勤してきたゆめちゃんちは途中入園。
子どもはクラスにすぐに友達ができたが、
すでにママたちにはグループができていた。


こういう時、「仲間に入れて!」

と明るく言えればいいのだが、意外に人見知りなゆめちゃんなのである。

せっかく誘ってもらったランチも
その日に子どもが熱を出して結局いけなかった。
そのあと、誘われない。

やっぱり無理してでも顔出した方がよかったかな~
でも、風邪の子を連れて行ったらヒンシュクだよな~
とあれこれ考えてしまう。
だから、話すのは園バスのバス停が同じ佐藤さんと山田さんぐらいだ。

昔から、どちらかというとネガティブな方でいろんなことを心配していた。
幼稚園で遠足に行けば自分だけ置いて行かれるのではないかと、
先生のそばを離れなかった。
交番の前に貼ってある指名手配犯の顔写真が
怖くて怖くていつもそこの前をダッシュで通りすぎるようにしていた。
はじめての場所では緊張して挨拶すらできないのでよくお母さんに叱られた。

その私が転機族の妻になるとは・・・・
子どもが小さいので、幼稚園の関係で知り合いはできる。
でも、あくまでそれは子どもつながりの知り合いであって自分の友達ではない。
地元の友達は未だに関西に住んでいて、たまに連絡するぐらいである。

 

そろそろ、なにか子育て以外のことがしたい。
でも、その「なにか」が全く思いつかないのだ。
今までの転勤では子供が小さかったこともあり
とにかく慣れるまでが一苦労だった。
心に余裕もなかったし、毎日があっという間。

それに、心のどこかで
たとえここで友達ができたって、いずれ別れることになる。
だったら友達なんていなくていい。
そう思っていたのも確かだ。

でも、子どもも少しずつ大きくなってきて
心に余裕ができた、というより
すこし毎日に飽きてきている気がする。
要するに自分を持て余しているのだ。

公園に行き、子どもを遊ばせていると
これって私じゃないといけない仕事なんだろうか?
私がずっと一緒にいなくちゃダメなの?
たまには一人になりたいな。
最近、ゆっくりお風呂にもはってないじゃん。
パパは今週もゴルフだって行ってたしな。
と、なんだか取り留めもなく不満が頭に浮かんでイライラしてしまう。

そんな時に限って、子どもが他の子と喧嘩を始めるものだから
つい強い口調で「ほら、帰るよ!」と手を引っ張って自転車に乗せてしまう。
「あーあ、なんかイイコトないかな~」
漕ぎながら今日もため息が漏れる。

求人誌をみつけたゆめちゃん

夕方のスーパーはいつも混んでいる。
もう少し早く来ればいいとわかっているのだが、
公園に行く前に買っては食材をダメにしてしまう。
結局いつもこの混んだ時間にくるはめになる。

やっと会計を終えて、カート置き場に行くと
スタンドにバイト探しの求人誌がおいてあった。

「アルバイトかぁ」

転勤族で引っ越しの多い家の場合、
仕事を探すのも結構難しく子どもが小さいうちは育児に専念していることも多い。
ある程度子どもが大きくなると、
アルバイトなどシフト制で無理なく働ける所を
探す場合が多いのだと社宅で隣に住む井上さんが言っていた。

井上さん、週に何回かパートしてるんだったな。
そうだよね、井上さんちは子どもが3人だし教育費もかかるだろうし、働くよな。
求人誌を一冊手に取るとレジ袋にグッとむりやり押し込んだ。

 

唯一の自由時間が!

子どもが寝てからがやっと自由時間だ。
ネットサーフィンをしたり、
雑誌をパラパラめくったり。
楽しみにしているドラマがある日は特に大事だ。

普段は子どもと一緒に寝てしまうこともあるのだが、
お気に入りのドラマがある日は始まる9時までに死ぬ気で二人を寝かせるのだ。
そのためには、暗闇で抱っこしてスクワットをしたり
強いぐらいトントンしてやったり
とにかく、ありとあらゆる手を使う。

今日もそんな格闘の末、寝かせることに成功した。
やっとゆっくりできる~!とお茶を入れて
リモコンを手にテレビの前に座る。

ああ、先週は気になる終わり方したんだった。
どうなるんだろう~とソワソワ。
すると・・・・・

ピンポーン

旦那さまのご帰宅である。

「チッ、今かよっ」

どういうわけか、夫の一郎はタイミングが悪い。
息子たちがもう寝る寸前というところで思いっきりインターフォンを鳴らしたり、
帰りが遅い日に限って、鍵を持っておらず起こされたりしたことが何度もある。

もう!!!
今からドラマ始まるのにっ。
一応、こういう場合に備えて録画もしてあるのだが、
それでもやっぱりリアルタイムで見たいのである。

「おかえりなさい・・・」
一応玄関まで迎えにでる。

一郎(夫)「まだ、子どもたち起きてる?」

ゆめ「もう寝たからね。絶対に起こさないでよ!!!」

夫は子供が好きである。
子煩悩で父親としてはいいのだが、
せっかく寝かせたのに
「子どもの顔が見たい」と見に行って
起こしてしまったり時々とんでもなく迷惑なことをする。

今日はドラマもあるし絶対に起こされたくない!!
こういう時はすごんだ顔で脅しておくに限る。

ゆめ「ぜぇったい、起こさないでよぉ!!」

夫が見るのはニュースだけだ。
夕食を温めている間にリモコンは奪われ、
ドラマをリアルタイムで見るチャンスはなくなった。

ゆめ「はぁ・・・・」

仕方なく、ソファに座るとテーブルに持ち帰ってきた求人誌が目に留まった。
事務、接客、ヘルパー、派遣社員、パラパラとめくる。

最後の方のページにご丁寧にも履歴書の書き方まで載っていた。
私、仕事辞めて何年になるっけ?

子育てしている間って履歴書的には空欄なんだよな。
毎日こんなに忙しく、頑張っているのに。
なんにもしてないみたいじゃんかーーーーー!

一郎「ねぇ、ご飯おかわり」

ゆめ「もーーーー、自分でやって!私もう寝るから」

自分でも何に腹を立てているのか分からない。
一郎が悪いわけでもない。
結婚したとき、仕事を続けるかどうか聞かれた。
そんなに好きな仕事でもなかったし、
転勤がいずれあることもわかっていた。

辞めることを選んだのは自分だ。
でも、今でも時々思うことがある。
仕事続けていたらどうなってたかな、私。

ゆめちゃんはそんな風に考えながらいつの間にか寝ていたのでした・・・・

つづく

次回は・・・・・・

ゆめちゃんダイアリーは連続ストーリー型記事です。
これから、たまにアップしていきます。
お楽しみに~。

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転勤族の妻で数年ごとに転勤しつつ、東京、大阪、横浜で子育てグループを土地勘なし、知り合いなし、友達もなし状態で1人ではじめ、3000人以上のママ会員を集める。 その経験を活かし、どこに行っても仕事は作れる!転勤族妻の起業という働き方をブログで発信。 現在はオンラインスクールで全国のお客様に時間マネージメントや個性を活かした働き方を伝えている。

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