「キラキラ起業女子」なーんてバカにしていると見えてこない女性の起業の目的

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キラキラ女子とは何ぞや?

PC1つでどこに行ってもズルいぐらい成功する仕事の作り方やまなかまりこです

キラキラ起業女子とは?
文字通りキラキラと充実したライフスタイルをSNSで発信して集客する女性起業家のことを指す。
豪華なパーティーやホテルラウンジでのお茶会などが日常的に行われている
そうしたゴージャス感に憧れて、起業するも全く稼げず家計に負担をかけるばかりの人も多い

昨年、スッキリで、「キラキラ起業女子」の特集があったり
男性から揶揄されることも多いキラキラ女子。
私もこの記事は沢山の方に未だ読まれています

起業ブームだろうが、ママ起業に向いていない人ベスト5ー辛口、脱キラキラ起業女子

 

でも、実は起業の世界はそんなに単純な図式でもないのです。

 

男性の起業は生きるか死ぬか

そもそも男性の起業と女性の起業は本質的に全く同じではないと思っています。

男性の起業の場合
・失敗するという選択肢はないのでかなりガチ
・目的は成功であり、利益を得ることが当然
・脱サラなど生き方を変えるための起業
・家族や責任を背負った起業
・今している仕事で独立をする人も多い
など

男性は最初から「今やっている仕事で独立」という方法をとる人も多いです。
妻や小さなお子さんがいることもあるので、それこそ超本気の起業というわけです。

それに比べると女性の起業は目的自体がもっと多様なのです。

多様な起業の目的

女性の起業の目的には「それ、起業としてやらなくてもいいんじゃない?」ということも少々混じってきます。
でも、男性と大きく違うのは子育てや働き方など環境の影響で起業という選択をしている人もいるという点です!

新しい自分の発見
・専業主婦をしてきて子育て以外のことをしたくなった
・一度きりの人生やりたいことをやってみたい
・今の仕事とは別に仕事の可能性を広げたい(ダブルワーク)

 

環境ゆえの起業
・子供が保育園に入れなかったので子連れでも働ける仕事を探していた
・保育園でなく幼稚園だから仕事時間が限られるため自由の利く仕事がしたい
・妊娠や夫の転勤などを理由に退職したが働きたい
・時短勤務ができなくなるぐらいには働き方を変えたい
・業種的に子育てと両立しづらく、転職

趣味が高じて
・ずっと趣味でやってきたことを仕事にできないかなと思い始めた
・お友達に「それ売れるんじゃない?」と言われた
・好きなことを仕事にしたい

いくつになっても輝きたい
・仕事でも輝きたいと思っている
・キレイな仕事、イメージのいい仕事、華やかなことに憧れる
・女性らしい自分を持ち続けていたいから美容やファッションを仕事にしたい
・スーパーのレジはイヤっ

お金・経済面
・ガッツリ働きたいとは思わないが、自分のお小遣いぐらいは自分で稼ぎたい
・正直夫の収入だけでは心もとない
・欲しいものは自分で買いたい
・夫を見返したい
・残業できず時短勤務なのでお給料が少ないので起業
・子どもの習いごとや留学などやりたいことをさせてあげたいので

ざっと書いてみましたが、これどれも今まで出会った女性たちの声です。
女性の起業の目的は実に多様なのです。

当然、働くスタンスもだいぶ違う

目的が違うということは当然「働く」へのモチベーションもスタンスも違います。

>キレイな仕事、イメージのいい仕事、華やかなことに憧れる

こういう人は、キラキラすること自体が目的の一部でもあるので
そりゃまあ、素敵なホテルのラウンジだのレストランにおしゃれしていくのは大好きです。
そして、わざわざそれを「仕事」という名目でやりたい理由もあります。

1、仕事でもなくて、そんなお金のかかりそうなことをしてたらバッシングされるから!
一種の罪悪感みたいなもので、なんの理由もなく贅沢するのは気が引ける。
でも、「仕事だから」という言い訳があった方がのびのびと贅沢できるという潜在的意識がどっかにある場合が多い

2、「素敵な仕事」は今やステイタスの一部
女性誌も気が付けば、働く女性を中心にファッションの提案がなされていることが多い昨今。
働くことは、昔に比べて「特別」なことではなく身近なものになりました。
その中で、なんらかの事情で「会社員」という肩書を外れてしまった人たちは
専業主婦に甘んじている自分に物足りなさを感じていたりもするのです。
だから民間の資格だろうが何だろうが「私、これをしています!」という何かが欲しいという気持ちはよく分かります。
お母さん以外の自分も持っていたいわけです。

3、「認められたい」の裏にある気持ち
主婦の一日は非常に雑多なことのオンパレードです。
そしてどれも一生懸命やったところで
「お母さんだから当たり前」
「主婦なのだからやって当然」と家族から思われることが多く、
「私こんなに頑張っているのに・・・・」というふつふつとした気持ちを抱えていたりもします。
そんな中、誰かに「ありがとう」と感謝されることや「誰かの役に立って認められる」ことは
「自分はこれでいい」「自分は必要とされている」と思える大事な要素だったりします。
家族以外の誰かに認められる、これこそ仕事としてやりたい理由でもあると思うのです。

本物もふつうにキラキラしてるよね・・・・

なんちゃって起業でもなく、きちんとビジネスとして成功している女性ももちろん沢山います。
・エステを何店舗も経営している
・家業を支え、重要な仕事を旦那さまとしている
・一人ではじめて法人化、企業との仕事など幅が広げている経営者
・家ではじめたネットショップで大成功

いつの間にか、忙しくなりすぎて、旦那様が仕事を辞めてサポートなんてこともあるぐらい。
そして、そういう人たちは別にSNSでいいねをもらうためでもなんでもなく
素敵なレストランで食事することもあれば
それこそいいホテルに泊まったり
バカンスを楽しんでいたりします。

要するに、女性はキラキラ起業家だろうが、本物起業家だろうが
そういう華やかなことは女性のとっての楽しみの一つなのです!

そして、キラキラしたそういう華やかさを理解できないのは
男性と女性の違いでもあるので仕方ありません。

そして、男性同士も飲んだり、仕事仲間との会食もするだろうけど
それをアップしたところで絵面が地味なので「キラキラには見えない」というのと
男性同士で写真を撮ろうという意識のある人がすくないこともまた
女性起業家ばかりが「キラキラ」して見える理由なのかもしれません。

ただ、そういう女性たちの様子を「キラキラ起業」と一括でまとめてしまうのは見方が狭すぎるのです。

考えたい仕事の本質

さて、話を戻すと・・・・

起業の目的が色々だったとしても仕事としてやっていくということは
誰かに何かを提供して対価を得る
という当たり前の経済活動。

だとすれば、
どれだけ実のある何かを提供できるのか?
価値を伝えるトークや見せ方ができるか?
ちゃんとお客様の人生や生活をよくしていくことができていますか?
あなたがそういう人だとお客様から期待されていますか?

もし、ちゃんと仕事しているのであれば周りにも認められているでしょうし、仕事として成り立っているはず。
そして、ちゃーんと稼いでいれば夫も協力的であることが多いですよ
(うんと忙しすぎる場合はまた別だけど)

現実の女性は乾いているのでは?

そして、現実、
そういう煌びやかな世界に憧れを持つぐらい
日常のゴタゴタで心が乾いている女性もいるってことも忘れてはいけません。

男性陣よ、妻を素敵なレストランに連れて行っていますか?
ありがとう、素敵だね、と時には甘やかしていますか?

子どもたちよ、
お母さんの出すご飯に文句を言ってませんか?
あなたたちのために言うことを「うるせー」などと邪険にしてませんか?

キラキラで満たしたい女心もちょっとは理解してみてね。
とはいえ、仕事という名目でやるなら本気度も大切。

仕事としてやる責任と覚悟

さきほど、女性の起業の目的には
「それ、起業としてやらなくてもいいんじゃない?」ということも少々混じってきます。
と書きました。

実際のところ、
好きで趣味でやるレベルと仕事にして求められるレベルは違います。

例えば、ハンドメイドでも
お友達が善意で作ってくれたものに難癖をつける人はいません。

でも、お金をもらって出すフェスタやオークションで
「手作り品につきノークレームノーリターンでお願いします」
なんて堂々を書いちゃううちは仕事とは言えないかもしれません。

だって、普通にお店で何かを買って
「ノークレームノーリターン」で!と言われたら
「えっ、不良品だったら言うよ、代えてくれって言うよ!」って思うでしょう。

今の時代、趣味でやると仕事にするの線はすごくあいまいになりつつあります。
それでも、自分が「仕事」としてやるならそれに伴う「責任」も意識しておきたいですね。

そして、売り上げもないのに贅沢ばかりしているのは経営者としてはちょっとどうなの?ということになります。
だから、キラキラしたところに行ったりするのはプライベートとしてはいいかもしれないけど
「仕事」としてやるなら目的をちゃんと持とうね!ってことなのだと思います。

<関連記事>

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転勤族の妻で数年ごとに転勤しつつ、東京、大阪、横浜で子育てグループを土地勘なし、知り合いなし、友達もなし状態で1人ではじめ、3000人以上のママ会員を集める。 その経験を活かし、どこに行っても仕事は作れる!転勤族妻の起業という働き方をブログで発信。 現在はオンラインスクールで全国のお客様に時間マネージメントや個性を活かした働き方を伝えている。

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